と き:2007年12月23日(日) 時間:14:00 会場:朝日さんさん広場 リバーウォーク北九州4階(JR西小倉駅徒歩3分) |
2007年の最後のさんさん寄席は 噺の会じゅげむKOBEから三流亭志まねさんをお迎えしました。 当会噺の会じゅげむは大阪は高槻市に噺の会じゅげむ大阪本店、 兵庫県神戸市に噺の会じゅげむKOBE、おしゃれにK・O・B・Eです。 岡山市に噺の会じゅげむ岡山支店、そして北九州市に 噺の会じゅげむ小倉出張所があります。 メンバーは総勢38名です。 |
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楽屋では何やら大変な事が起きていました。 児風さんの身に一体何が・・・! 実は着物の丈があってなかった為に 三人であ〜でもない、こ〜でもないと悪戦苦闘していました。 この後無事に着付けも終了しました。 |
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さんさん広場にはクリスマスツリーが飾られています。 展示物もなくいつもより広く会場を使わせて頂きました。 ところが開演時にはすでに満員。 補助椅子もなくなり立ち見の方もいらっしゃいました。 ありがたいことですね。 今回の前説は小きみさんです。 前説では噺を聞く前に聴きところなどを説明してもらいます。 |
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数日前から仕事で九州入りをしていた志まねさん 準備万端での登場です。 |
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演目は「禁酒番屋」です。 ある藩で、お酒の席で刃傷沙汰が起きてしまい 藩士一同に禁酒令がでます。城門に番屋を設け、 出入りの商人の持ち込む物まで厳しくチェックするようになりました。 困ったのが大酒飲みの近藤氏です。 我慢ができず、酒を持ってくるように酒屋を脅すのですが・・・。 |
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今年もたくさんのリクエスト演目に挑戦してきた小粒さんですが 今回の演目に大変苦労しました。 というのもこの噺の速記本がなかなか見つからなかったのです。 ようやく中央図書館の方に協力頂き、 熊本の図書館で見つけることができました。 そのリクエスト演目がこの「めくらの提灯」です。 |
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この噺は先代の小さん師匠が別の噺のマクラでやっていたような噺で 5分とかからずに終わってしまいます。 そこで、亥年にちなんだ噺で一年を締めくくらせてもらおうと 猪の肉を火の番小屋で食べるというお馴染みの「二番煎じ」を 噺がつくことも承知でやりました。 みなさん今回も掟破りですみませんでした。 |
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今回はお茶子ならぬ茶坊主は児風さんです。 この「茶坊主」は噺の会じゅげむ本店の司之助さんが 考えられたネーミングです。 小倉も早速使わせてもらいました。 |
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見台・膝隠しを釈台に見立て、 「時太鼓」に乗って登場しましたのは、 双葉乃小花さん・・・ドドン。 今回はプチ講談(?)「徂徠豆腐」の一節です。 |
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時は元禄15年12月14日と言えば 赤穂浪士の討ち入りであります。 この討ち入り事件後の切腹を訴えたという事でも有名ですが 今回は貧窮時代の荻生徂徠と豆腐屋夫婦の一説で 語り終わりでございます。 小噺のような講談だとお思いでしょうが 当会ではこれをプチ講談と呼んでおります・・・ドドン!! |
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お色直しも済み再び登場の志まねさんです。 二席目の演目は「死神」です。 この噺は摩訶不思議な噺でありまして 原話はグリム童話「死神の名付け親」のイタリアのコミック・オペラ 「クリスピーノと死神」の筋を、三遊亭圓朝が落語に翻案したと言われます。 サゲも演者によっていろいろと変わる噺であります。 今回は一体どんなサゲになるのかも楽しみです。 |
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本来でしたら志まねさんの死神で追い出しとなるところですが 今回はクリスマスイブ・イブと言う事でプチプレゼントの 大喜利をさせていただきました。 まずは小きみさんの南京玉すだれです。 |
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今年の最後は、赤鼻の児風トナカイのご挨拶です。 最後までご覧頂きました約85名のお客さん本当にありがとうございます。 立ち見のお客さん誠にありがとうございます。 会場の外では小雪サンタがささやかなプレゼントをお配りしました。 |
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「はつらつ寄席」に出演されたゲラコさん親子と 写真を撮っていただいた小まりさんにサンタも加わり 今年も無事にさんさん寄席終演です。 |
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第三十二回さんさん寄席 「さんさん新聞」 |
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久しぶりの「うろたんけ」さんでの打ち上げです。 ん〜やっぱり美味しい〜。 美味しいお好み焼きとお酒と差し入れを頂き楽しい打ち上げです。 志まねさん貴重な時期にお越しいただきましてありがとうございます。 今年一年さんさん寄席にご出演いただきました ゲストの皆さん本当にありがとうございます。 皆さんよい年をお迎えください。 |
と き:2007年10月7日(日) 時間:14:00 会場:朝日さんさん広場 リバーウォーク北九州4階(JR西小倉駅徒歩3分) |
第三十一回さんさん寄席には 第三回社会人落語選手権大阪本選から5連覇後 「殿堂入り」された「千里家圓九」さんをお迎えいたしました。 圓九さんの落研の大先輩には桂三枝師匠がいらしゃいます。 |
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前回主任の児風さんは初の前説に挑戦です。 ゲストの紹介と噺の聴き所などを説明しました。 短い時間で要点を伝えるのは中々難しいところがありますが 児風さんらしい前説でした。 |
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開口一番は小粒さんの「桃太郎」です。 と言いましても、落語の場合は 昔からあるおとぎ話の桃太郎とは違います。 |
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噺はなかなか寝ない息子にお父さんが 桃太郎の話をして寝かせようとしますが 今の子どもはこんな事では寝ません。 お父さんの話に質問をしはじめます・・・。 |
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今回のお茶子は小花さんです。 開場前には見台と膝隠しの出し方を練習していましたので 本番も上手くいきました。 |
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いよいよ圓九さんの登場です。 圓九さんにお会いするのは今回が3回目です。 最初は大阪に住んでいた時に高槻の駅前寄席で 2回目は福岡国民文化祭ですが以前と変わらず 高橋英樹似のいい男ですね。 雨上がり決死隊の宮迫似だっていう人も…?。 |
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一席目は「崇徳院」です。 噺は大店の若旦那が病いをわずらい寝込んでしまいます。 出入りの者に頼んで事情を聞きだすと、どこの誰かわからない娘さんに 恋わずらいをしているとのこと・・・。 手がかりとなるのはその娘さんと交わした崇徳院の歌だけです。 「瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末に逢わんとぞ思う」 |
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小きみさんの着物の柄は NHKの朝ドラ「ちりとてちん」のイメージでしょうか? よくお似合いですね。 |
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演目はさんさん寄席では二回目の「堀の内」です。 粗忽者の旦那が何とかこの粗忽なところを直そうと 堀の内のお祖師様にご参詣に行くのですが・・・。 「粗忽」と言う言葉は日常生活では使わない言葉ですが 落語では良く出てきます。そそっかしい人、 おっちょこちょいなどの意味があります。 |
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ここでハプニング発生!!! 圓九さんの着替えが間に合わず小花さんが急きょ登場。 手遊びをしてもらい、何とか場をつなぐ事が出来ました。 |
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「堀の内」が短くて圓九さんも本当に驚かれた事と思います。 気を取り直して圓九さんの二席目の演目は「天神山」です。 江戸落語で一般的な男の呼び方は「八っつぁん」「熊さん」ですが 上方落語では「喜六」「清八」になるそうです。 |
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噺は町内に「へんちきの源助」と呼ばれている男がおりまして 皆が花見しているのなら今日は墓見て一杯呑んやろうと お墓へとやってきました。ある石塔の前で酒盛りを始めてしまいます・・・。 大太鼓・銅鑼・三味線ではめものが入り 噺にどんどん引き込まれていきます。 迫力の演技に場内は大興奮!! |
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三連休の中日ではありましたが、多くの方にご来場いただき、 中身の濃い寄席となりました。 写真には勘米さん、勘タンさん、小やすさん じゅげむKOBEからは志まねさんに琴音さんと 小まりさんのお顔もあります。 皆さん高座名があるからすごいですね! 席亭の田中さん、さんさん広場の皆さんいつもありがとうございます。 |
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第三十一回さんさん寄席 「さんさん新聞」 |
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今回の打ち上げはリバーウォーク北九州5階にあります「香港蒸籠(ホンコンチョンロン)」さんです。 30種類の本格中華・点心・デザートの食べ放題です。小倉の打ち上げは「飲むより」「食べる」が中心になるので 食べ放題はありがたいです。大いに食べて落語談義で盛り上がりました。 |